薄毛が治らない

何をやっても薄毛が改善しないと悩んでいる人に参考になるヒントがたくさんあります。


薄毛について 薄毛を改善する洗髪法

簡単なうえに頭皮や髪を健康に保つ「お湯洗髪」

投稿日:1月 29, 2017 更新日:

ふだん使っているシャンプーやリンスに疑問を持つように

クリニック宇津木流院長である宇津木龍一先生の髪は、もともと細くサラサラしていて、コシがなく、整髪料を使わないと前髪が落ちてくるほどでした。

ところが、シャンプーをやめてお湯だけで髪を洗うようにしたところ、髪の毛1本1本が太くなり、指で軽くなでつけるだけで、ツンツンと立ち上がるほどコシが出てきました。しかも、髪の毛の本数もふえたのです。

宇津木先生が本格的に「お湯洗髪」を始めたのは、今から10年ほど前の40代後半です。そのころ、額の生え際に赤いポッポッとした発疹が現れるようになりました。

また、短髪にしている宇津木先生の額をのぞき込んだ奥様から、「ずいぶん髪が薄くなったね」といわれました。それをきっかけに、原因を探ったところ、ふだん使っているシャンプーやリンス、整髪料に対して疑問を持つようになったのです。

成分を調べると、シャンプーには、強力な界面活性剤や発ガン性物質、ホルモンをかく乱する成分などが、含まれていることがわかりました。なかでも、界面活性剤は直接、髪や頭皮に悪影響を及ぼします。

 

 

界面活性剤がバリアの亀裂を深くしていく!

頭皮には、内部の水分の蒸発を防ぎ、外部から異物の侵入を食い止めるバリアがあります。

このバリアは、天然保湿成分を含む死んだ角質細胞と、それらを密着させるノリの働きをする細胞間脂質で作られています。このバリアの層は、10ミクロン(100分の1mm)と非常に薄いものですが、洋菓子のミルフィーユのように、7~10層も重なり合って作られているので、とても強力です。

このバリアがあるうちは、頭皮も守られ、元気でいられます。

しかし、シャンプーの界面活性剤と細胞間脂質が溶け合い、すすぐことで接着部分がはがれてしまうのです。すると、バリアに亀裂が入るであろうことが、電子顕微鏡の画像から想像できます。そして、毎日シャンプーをくり返すことで、この亀裂が深くなり、バリアがどんどん壊れてしまうのです。

バリア機能が失われると、水分がどんどん蒸発して、頭皮は乾燥します。それによって、細胞が生まれる基底層での新陳代謝が止まって、新しい細胞が生まれにくくなるのです。その結果、頭皮の厚みがしだいに失われ、髪が衰え、産毛のような髪しか生えなくなります。

土が少ない畑では、植物が根を張れず、茎や葉が成長しません。同じことが頭皮でも起こるのです。健康な頭皮や髪を保つには、頭皮を守るバリアを壊さないことが、最も大事です。

お湯だけで髪を洗うことが最も有効

それには、界面活性剤の攻撃を受けないこと。つまり、シャンプーやリンスなどを使わずに、お湯だけで髪を洗うことが最も有効なのです。

お湯洗髪のやり方は簡単です。

《洗い方》33~34度以下の「ぬるま湯」を使い、頭皮を指の腹で豆腐の表面や産毛をなでる程度に、軽くこすって洗います。ロングヘアの場合、手ぐしや粗いナイロンブラシで優しくとかしながら、髪の根もとから毛先に向かって洗いましょう。

《乾かし方》乾いたタオルで髪を包み、軽く押さえて水分を取ります。ショートヘアの場合、自然乾燥がよいでしょう。ロングヘアの場合、ドライヤーを髪から15cmほど離し、根もとから風を当てます。一カ所に熱を集中させず、温風と冷風を交互に当ててください。時間は、根もとが完全に乾いて、毛先が少し湿った状態が目安です。

簡単なうえに、頭皮や髪を健康に保つお湯洗髪ですが、「ベタつかないの?」「におわないの?」と疑問に思うでしょう。

その心配はありません。逆に、シャンプーをすると、頭皮に必要な皮脂まで洗い落としてしまいます。それによって足りなくなった皮脂を補うために、皮脂腺が発達して、大量の皮脂が出てくるのです。それが、ベタつきやにおいの原因になります。

スケスケだった髪の密度が濃くなった!

33~34度のぬるま湯で洗髪すれば、酸化した皮脂は洗い流せます。皮脂は残るので、皮脂を大量に造る必要がなく、皮脂腺が萎縮。それによって、皮脂量もへるので、ベタつきもにおいもなくなるのです。

さらに、皮脂腺が消費していた、栄養が髪に供給されるようになるので、根もとがしっかりしてきて、太くてコシのある髪が生えてきます。

お湯洗髪はすぐに始められますが、「いきなりは難しい」という人がほとんどだと思います。

その場合、休日の前日だけ、シャンプーをやめるところから始めてみてはいかがでしょうか。または、使うシャンプーの量を思い切ってへらしたり、シャンプーを純石けん(合成界面活性剤などの添加物を含まない右けん)に替えたりするのもお勧めです。

そして、お湯洗髪の日を週1から2~3回と徐々にふやしていき、ベタつきやにおいが気にならなくなったら、完全にシャンプーをやめてみましょう。

実際、お湯洗髪を実践しているかたの頭皮や髪は、ベタつきもにおいもなく、以前よりも健康になっています。スケスケだった髪の密度が濃くなった料理屋のご主人や、女性を含む多くのかたが髪の若返りを実感しています。

皆さんも、お湯洗髪をぜひお試しください。

 

-薄毛について, 薄毛を改善する洗髪法

執筆者:

関連記事

頭皮に悪い影響を与え、薄毛の原因になる貧血・低血圧・生理不順

貧血や低血圧は血の巡りが悪い 頭皮の毛細血管から毛乳頭に血が巡り、毛母細胞が細胞分裂を繰り返して髪の毛は伸びていきます。十分な血が巡ってくることと細胞分裂が活発に起こっている必要があるということです。 …

茶髪は薄毛・抜け毛の原因になるのか

はっきりいって頭髪にいいものではない 髪を金色や茶色に染めた、いわゆる”茶髪”が若い人の間ではやりはじめたのは、20年くらい前からでしょうか。黒や焦げ茶系に見慣れている日本人の目から見れば、金髪という …

髪の毛の一生にはヘアサイクルがある

古い髪の毛が抜け、新しい髪の毛が生えてくるというサイクルがある シャンプーやブラッシングをしたときに髪の毛は抜けます。でも、髪の毛がなくならず、一定の量を保っているのはなぜだと思いますか? 髪の毛にも …

医師が教えてくれる髪にまつわる疑問の答え

遺伝よりも日ごろのケアが髪に影響大! 薄毛や白髪は、加齢や遺伝による自然現象のため、防ぎようがないと思われています。それは、さまざまなヘアケア商品や育毛法が、日々生まれては消え、また生まれていることか …

美髪をキープするには「頭皮マッサージ」と食事がポイント

内臓を健やかにする海藻や黒い食材を摂取 豊かな髪を保つうえで、食事も重要なポイントです。 里見先生は内科医ですから、「内臓の状態は髪と密接に関連している」と考えています。内臓全般の働きがよくなれば、髪 …