葉までおいしく食べられる
かぶの旬は、春と晩秋の年2回。繊細でやわらかな口当たりを持つのは春のかぶですが、どちらでも葉までおいしく食べられるレシピをご紹介します。
かぶの実は緑黄色野菜にあたるほど栄養も豊富。緑黄色野菜とは、カロチンが100g中に600マイクログラム以上含まれている野菜のことを指します。カロチンはビタミンAの成分で、ガンや動脈硬化を予防し、老化を抑制するといわれています。
これだけ栄養価の高い葉の部分を捨ててしまうなんてもったいない話。葉は青く、根は白く、イキイキとして、表面がきめ細かで艶のあるものを使いましょう。
豚バラ肉と一緒に煮ることで、青菜特有の臭みも気になりにくくなります。
・材料(4人前)かぶ(葉つきのもの)大3個、豚バラ肉(脂身の少ないもの)350g、しょうが2かけ、だし2カップ、しょうゆ、みりん、
①豚肉は適当な大きさに切り、しょうゆと酒、おろししょうがを合わせた中に20分くらいつけます。
②かぶの葉をゆでるため、お湯を沸かします。その間にかぶの根の皮をむき、縦に四ツ割りにして面取りをします。葉は根から切り離しておきましょう。
③沸騰したら、小さじ1程度の塩を入れてかぶの葉をゆでます。熱湯にくぐらす程度で、その後冷水をさっとかけて硬く絞り、3cm程度の長さに切ります。
④鍋に油を熱し、しょうがの薄切りと②の切ったかぶを炒め、全体に油がなじんだら軽く塩をふって、かぶを取り出します。
④の鍋に大さじ1/2程度の油を足し、①の豚肉を入れて表面に焼き色をつけます。だしを注ぎ、みりん、酒で味を整え、弱火で40分くらい煮ます。その後かぶを加えて、竹串がすっと通るようになったら、かぶの葉を入れます。ひと煮立ちしたら、火を止めてできあがり。