薄毛が治らない

何をやっても薄毛が改善しないと悩んでいる人に参考になるヒントがたくさんあります。


薄毛を改善する食べ物

良質の肉を食べてコレステロールを補給して髪の健康を守り薄毛を改善

投稿日:3月 26, 2017 更新日:

コレステロールが不足すれば抜け毛が増えていく

腸内環境をよくすれば、髪が若返るという点については、以前お話ししました。ここではもう一つ、東京医科歯科大学名誉教授の藤田鉱一郎先生が、フサフサ黒髪になっている秘訣をご紹介しましょう。

それは、藤田先生が週に2回は必ず食べる「ステーキ」です。楽しみで食べている面もありますが、健康のため、髪の食養生にもなっているのです。

残念ながら、いまだに、「肉が体に悪い」という誤解が蔓延しています。2017年現在、100歳を超える方は6万人おられますが、その大半のかたがよく肉を食べているのです。

私たちの体は、およそ37兆個の細胞からなり、細胞の1個1個は膜によって包まれています。この膜が丈夫でなければ、細胞は正常に機能できません。肉から摂取されるコレステロールは、この大事な細胞膜の原料となるのです。

髪の健康についても、同じことがいえます。コレステロールが不足すれば、頭皮や毛髪を生み出す、毛根の毛母細胞に悪影響を及ぼし、抜け毛が増えていくでしょう。

ですから、良質の肉を食べて、必要なコレステロールを補給することは、髪の健康を守るうえで大切です。同時に、それは、男性ホルモンを増やすという点からも欠かすことができません。コレステロールは、性ホルモンの原料ともなる物質だからです。

 

 

男性ホルモンが増えるとハゲるというのは間違い

中高年以降、ヒトの性ホルモンは減っていきますが、このことは、健康にとってマイナス面しかありません。性ホルモンが激減すれば、生きる気力さえ萎えてしまいます。

ヒトは、年齢に関係なく、性ホルモンを枯らしてはいけないのです!

ここで、特に注目したいのが、男性ホルモンの代表格である「テストステロン」の働きです。このテストステロンは、一般に、薄毛の原因とされているため、その濃度が高いと、それが文字どおりハゲに直結するようなイメージを持っているかたも多いでしょう。

しかし実は、テストステロン自体に、ハゲを引き起こす作用はありません。ハゲてしまうのは、毛根の毛母細胞の細胞膜にある酵素によって、テストステロンが、ジヒドロテストステロンという「脱毛ホルモン」に変換されたときです。

ですから、薄毛を改善するためには、テストステロンの量を減らすのではなく、脱毛ホルモンを作り出す酵素の働きを抑制することのほうが、はるかに大事なのです。

このために役立つミネラルが亜鉛です。亜鉛を含む食材を積極的にとることによって、その酵素の働きを抑えることができます。そこで役に立つのが牛肉です。牛肉には、この大事な亜鉛が豊富に含まれています。髪を若返らせるために、藤田先生がステーキを勧めるのは、このような理由からです。

週2~3回程度がちょうどいい

肉は、確かに髪の若返りにいいのですが、定期的に摂取する場合、食べ方に気を遣う必要があります。

高脂肪の食品を大量に摂取すると、腸内で腐敗菌である悪玉菌が増え、腸内環境を悪化させます。その結果、腸内細菌の抗酸化カが低下すれば、頭皮と毛髪にも悪影響を及ぼします。老化の原因物質である活性酸素の働きを抑える力が弱まり、頭皮や毛根が活性酸素によって攻撃され、薄毛が進行してしまうでしょう。

やはり、食べすぎは禁物です。藤田先生は、ステーキを食べるのは、週2~3回程度がちょうどいいのではないかと考えています。

摂取したコレステロールが体に害を与えるのは、それが活性酸素と結びついたときです。コレステロールなどの脂質が活性酸素と結びつくと、過酸化脂質となります。この過酸化脂質が血管や細胞を傷つけ、動脈硬化を進行させます。

あの日野原先生もステーキで髪がフサフサ

ステーキを食べる場合には、過酸化脂質を作り出さないよう、抗酸化力の強い野菜といっしょに食べるといいでしょう。野菜をたくさん摂取すれば、食物繊維の摂取量も増え、腸内環境が整います。

また、良質のコレステロールを摂取するためには、国産和牛がお勧めです。ステーキの焼き方は、周囲に火を通し、中心部分は生の状態に近い「ミディアムレア」がいいでしょう。

なぜなら、肉を焼きすぎると、AGE(終末糖化産物)がより多く産生されてしまうからです。AGEは、たんぱく質が劣化した物質の総称で、これが蓄積した部位では、老化が急速に進行します。活性酸素と並んで薄毛を進行させる物質です。

高温で料理を行うと、AGEがより発生しやすくなります。このため、ステーキを焼きすぎないことが一つのポイントとなるのです。

ちなみに、日本の元気な百寿者の代表といっていいかたが、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生です。100歳を超えてなお、現役の医師を続けておられる日野原先生も、週に2回はステーキを食べています。

ふだんは粗食ですが、驚いてしまうほど大きなステーキをペロリと召し上がります。その日野原先生も、髪はフサフサです。

若々しく元気な髪を維持するため、ステーキを上手に活用してみてはいかがでしょうか。

 

 

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