薄毛が治らない

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男性型脱毛症(AGA)について

AGAの原因はヘアサイクルの乱れ

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髪の生産工場は毛包内にあり

AGAがなぜ起こるのか理解するために、まず毛髪の構造や生え方を見ていきましょう。

毛髪は頭皮から外に出ている「毛幹」(もうかん)と、埋もれている「毛根」(もうこん)に分かれ、毛幹は房状になっている「毛包」(もうほう)に包まれています。

毛根の先端は「毛球」(もうきゅう)といい、その先端に髪の毛を作る「毛乳頭」(もうにゅうとう)と「毛母(もうぼ)細胞」が存在しています。

つまり、髪の毛は毛包内がその生産工場となっているのです。

毛乳頭は髪を作るために必要な栄養素や酸素を毛細血管から吸収し、毛母細胞に栄養分と細胞分裂の指令を送ります。指令を受け取った毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで、髪の毛を作っていきます。

立毛筋や皮脂腺の近くの膨らんだ部分は「毛隆起」と呼ばれ、毛包の幹細胞が集まっています。毛包の幹細胞は毛髪の発生に深く関与しているとされますが、この毛隆起が炎症などで破壊されると療痕性(はんこんせい)脱毛症と呼ばれる髪が生えない永久脱毛が起こります。

 

 

成長期の短縮がAGAにつながる

髪が生まれてから抜け落ちるまでの周期はヘアサイクルと呼ばれ、「成長期」、「退行期」、「休止期」の3つがあります。

成長期は初期、中期、後期に分かれ、初期から後期にかけて毛根が大きくなり毛幹も太くなっていきます。産毛のような細くて短い毛(軟毛)が、普段見ている毛の太さ(硬毛)に成長していくのです。

この成長期は約2~6年。髪はその間1カ月に1cmの割合で伸び続け、その後に毛母細胞の機能が衰え髪の成長が止まる退行期に入ります。期間は2週間程度です。

最後の休止期は、毛母細胞の細胞分裂が完全に止まり、古い毛が自然に抜け落ちるのを待つ期間で約3~4カ月続きます。

その間、毛包は新しい毛の準備を整えており、抜けた部分からまた新しい毛が出てくるため、毛髪の数に変化はありません。

AGAのヘアサイクルで特徴的なのは、成長期の期間が数カ月から1年程度と、非常に短くなっていることです。成
長期初期からすぐに退行期へ移行してしまうため、毛根を包み込む毛包が十分に成長できません。

これを「毛包のミニチュア化」と言います。毛髪が太く長く育つ前に抜け、細く短い毛が増えるので頭皮が見える状態になってしまうのです。

 

 

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