薄毛が治らない

何をやっても薄毛が改善しないと悩んでいる人に参考になるヒントがたくさんあります。


男性型脱毛症(AGA)について

男性型脱毛症(AGA)の原因となる物質

投稿日:1月 11, 2018 更新日:

男性型脱毛症による「硬毛の軟毛化」

男性型脱毛症についてですが、男性型脱毛症は、ヘアサイクルの成長期が短縮し、太く硬い毛がだんだんと、あまり成長していない細く短い毛に置き換わっていくことで始まります(硬毛の軟毛化)。

通常なら5年くらい伸びる髪の毛が、成長期が1年、あるいはもっと短くなり、抜けてしまう。髪の毛が十分に成長しないので、毛根もあまり太く、深くならないうちに、休止期に入ってしまう。その萎縮した毛根から、3カ月くらい後に新しい毛が生えてきて、それが1年も経たないうちにまた抜けてしまう。その繰り返し。

そうやって、毛根はどんどん萎縮し、細く短い、色素も少ない軟らかい毛が増えていき、だんだんうぶ毛状になってきます。そういった状態がさらに進むと、休止期から成長期に移行しない、つまり新しい毛を生やさない毛根も増え、結果的に、細く軟らかい毛の本数まで減ってしまいます。

なお男性型脱毛症は、一般的には、男性の前頭部、頭頂部に起きる変化と考えられています。しかし、女性に起きる薄毛、脱毛のなかにも、女性の体内にも少量ながら存在する副腎性の男性ホルモンの影響による「女性の男性型脱毛症」があるのではないかという見方が、最近出始めています。

 

 

ジヒドロテストステロンがおもな原因物質

このような男性型脱毛症のおもな原因は、「ジヒドロテストステロン」という物質であることがわかってきました。ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンのテストステロンが5α-リダクターゼという還元酵素によって変換されてできる体内物質です。

男子は思春期を迎えると、体が筋肉質になり、声変わりをして、ヒゲや陰毛が生え、ペニスが大きくなって射精をするようになります。

男性ホルモンのテストステロンは、こういった男性のいわゆる「男らしさ」を表現している物質で、おもに睾丸(精巣)で作られています。このようにテストステロンは、とくに男性の心身にとって大きな役割を果たしている体内物質です。

ただし、テストステロンをはじめとする男性ホルモンは、女性の体内にも少量ながら存在しますし、男性の体内にも女性ホルモンが少量存在します。

このテストステロンから、酵素5α-リダクターゼの働きによってジヒドロテストステロンが作られると、毛乳頭が萎縮し、毛母細胞の成長が抑制されます。そのために、先ほど説明した「硬毛の軟毛化」、つまり髪の毛が太く硬く成長する前に抜けてしまい、細く短い毛が多くなるという症状が進み、薄毛が目立つようになってきます。これが男性型脱毛症のおもな原因なのです。

 

 

-男性型脱毛症(AGA)について

執筆者:

関連記事

ヘアサイクルが乱れるきっかけは「男性ホルモン」

AGAの誘引は男性ホルモン AGAの原因は、ヘアサイクルの乱れ。ヘアサイクルが乱れるきっかけとしてはストレスや加齢などが挙げられますが、最大の誘因は「男性ホルモン」です。 男性ホルモンはひげや胸毛など …

髪の毛の構造とヘアサイクル

毛母細胞が分裂を繰り返して まず、私たち人間の髪の毛の構造を見ておきます。大きく分けて、皮膚の中にもぐり込んで外からは見えない部分(毛根)と、皮膚の外に出ている部分(毛幹)があります。草花でいえば、皮 …

軽症や中等症のAGA治療は内服薬、外用薬で

AGA治療の主力となるのは薬です。科学的根拠が示されたものとして、内服薬のフィナステリド(商品名:プロペシア)あるいは、外用剤のミノキシジル(商品名:リアップ)が用いられます。どちらか1つでも効果があ …

AGA対策には「自宅植毛術」や「かつら」という選択肢も

植毛やかつらも薄毛対策には有効 薬による効果は残念ながら全ての人に現れるわけではありません。また、効果に満足できない人もいるでしょう。そうした人に対しては、「自宅植毛術」や「かつら」という選択肢もあり …

AGAは医療機関で改善できる

問診と視診で毛髪の状態を確認 AGAは医療機関で改善できます。では、実際の診察ではどのようなことが行われるのでしょうか。 まず行われるのは問診で、家族歴や脱毛の経過などを確認します。視診により額の生え …