薄毛が治らない

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男性型脱毛症(AGA)について 薄毛・抜け毛の治療

男性型脱毛症(AGA)の原因になる還元酵素を抑える治療薬

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5α-リダクターゼの働きを抑える

男性型脱毛症(AGA)のおもな原因は、「ジヒドロテストステロン」という物質であることがわかってきました。ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンのテストステロンが5α-リダクターゼという還元酵素によって変換されてできる体内物質です。

酵素5α-リダクターゼにはⅠ型とⅡ型の二つのタイプがあり、Ⅰ型は全身の皮脂腺に広く分布するのに対して、Ⅱ型は前頭部、頭頂部の毛乳頭細胞、毛母細胞と前立腺にだけ存在することがわかっています。

この5α-リダクターゼⅡ型という還元酵素の働きが強くなり、頭頂部、前頭部の毛乳頭や毛母細胞に関与するジヒドロテストステロンが増えると、男性型脱毛症の症状が進むというわけです。

飲み薬「フィナステリド」は、この5α-リダクターゼのⅡ型のみをブロックし、その働きを抑制する薬です。そうすることによって、前頭部や頭頂部で「硬毛の軟毛化」を促進するジヒドロテストステロンの増加を防ぎ、男性型脱毛症による薄毛、脱毛の進行を食い止めるのです。

男性型脱毛症によって成長期が短縮してしまっていた髪の毛が、簡単には抜けずに育っていけば、外見からも、髪がだんだん太く長くなりますし、毛根もそれだけたくましく育っていくはずです。

 

 

抜け毛が減少し、軟毛が成長する

実際、フィナステリドを3~6カ月以上使用した患者さんでは、脱毛量の減少や軟毛の成長が見られ、男性型脱毛症の進行遅延や予防効果が十分に期待できることがわかっています。このことは、フィナステリドの医療用医薬品としての認可を得るために実施された、日本国内での治験の成績によっても確かめられています。

治療の現場でこの薬を使ってみての実感としても、70~00%の患者さんに、「たしかに効いている」という手ごたえを感じることができます。

ただしこれは、医師側としての「手ごたえ」です。患者さん側の「満足度」は、まだきちんとした数字は出されていませんが、それなりに違ったものになってくるはずです。

また、男性型脱毛症が発症してからかなりの年月、たとえば10年前後がすでに過ぎている患者さんなどの場合には、フィナステリドの使用による反応、効果が見られるようになるまでに、かなりの時間がかかることもあります。

 

 

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