手作りすればよけいな成分が加わらない!
青森県にお住いの森田美子さん(仮名・54歳・自営業)は、今から7~8年前、特に頭頂部が薄くなり、地肌が透けるようになりました。さらに、前頭部の生え際の辺りも、薄くなったようでした。お辞儀をすると、薄くなった頭頂部をさらすことになるので、なんとかしなければと感じていました。
森田さんは、最初のうちは育毛剤をいろいろ試してみました。でも、残念なことにほとんど効き目がありませんでした。そんなあるとき、育毛剤の容器に書いてある成分表を見ていて、ふと気づきました。ドクダミやハトムギ、センブリ、ビワ葉といった成分が、どの製品にも入っていたのです。
こうした物は、いずれも育毛剤でなくても手に入れられます。ならば、市販品に頼るより、ドクダミなどを入手してローションを自作し、それを塗ったほうが効果的なのでは、と思ったのです。それに、自作すればよけいな成分が加わる心配もありません。
頭にスプレーで吹き付けマッサージする
そこで森田さんは、ドクダミ、ハトムギ、センブリ、ビワ葉の4種を使って、それぞれ育毛ローションを作りました。
作り方は、どれも共通です。ずいぶん前に、何かの雑誌で見た方法です。
例えば、ドクダミの葉は近所で見当たらない場合、漢方薬局で買ってきます。1リットルほどの焼酎に、ドタグミの葉を25g入れて冷暗所で保存。1カ月ほど漬け込みます。
こうして漬け込んだ物をガーゼでこしてから、グリセリン約20gを混ぜれば、自家製育毛ローションの出来上がりです。
森田さんがこれらを使うのは、朝晩です。朝の洗顔の際に、頭にスプレーで吹きつけ、時間があったら、指で2~3分マッサージします。夜の入浴後も、同様に育毛ローションを塗ってマッサージします。
特に重点的にマッサージするのは、薄毛が気になっていた頭頂部や前出髪の生え際の辺り。また、頭皮以外に、顔や体にも塗るようにしました。
ドクダミ、ハトムギ、センブリ、ビワ葉の4種をどう使い分けるかは、特に決めていません。メインで使ったのは、ドクダミとセンブリです。