薄毛が治らない

何をやっても薄毛が改善しないと悩んでいる人に参考になるヒントがたくさんあります。


間違っている薄毛対策

市販の発毛剤や育毛剤は効果があるのでしょうか

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実際の効果は期待できない

これは医師という立場と、薄毛に悩みいろいろ試したという立場の双方から言えることですが、市販されている発毛剤や育毛剤のほぼすべてが、医学的根拠がなく、実際の効果も期待できないものです。

ネット検索で「発毛剤」「育毛剤」というワードを入れると、星の数ほどの商品がヒットします。いずれの商品にも、もっともらしい発毛の根拠と、「95%の人が効果を実感!」「無添加だから安心」「薬用」というような売り文句がずらずらと連ねられていますが、医師の目からすれば、具体的にどんな効能を示したのか、何が証明されているのかというような論拠がまったく書かれておらず、首をかしげるしかありません。

知識をもたない一般消費者向けに、それらしい言葉やグレーゾーンの言葉を並べ立てるのは、発毛・育毛業界の常とう手段。しかし消費者の立場からすれば、そこにある情報がどの程度医学的に信頼できるかは当然判別がつきません。

また、薄毛のコンプレックスをもっている人の多くはわらにもすがる思いで商品を探していますから、一度目に留まれば、いつの間にか自分を納得させてくれるワードや根拠らしきものを探し、響きのいい言葉だけを拾い集めてしまうのです。

 

 

これは何も購入する側に問題があるわけではなく、コンプレックスをもつ人にはどうしても「自分にいい解釈だけを集め、都合の悪いところは見えなくなる」という盲目性があり、販売する側はそこにつけ込んだ商売をしているということです。

ですから、市販されている育毛剤の売り文句がどのようであっても、そこに明確な根拠はないと思ってください。

唯一の例外は、「フィナステリド」という成分の入った飲み薬か、「ミノキシジル」という成分が配合されている塗り薬です。それらを含む商品には、発毛や育毛の効能が期待できるでしょう。

フィナステリドは「プロペシア」という名で旧万有製薬から商品化され、ミノキシジルは、国内では大正製薬の「リアツプ」、海外ではアメリカのファイザー社の商品である「ロゲイン」などに配合されています。

ただ、医学的に効果が認められている市販薬を用いても、人によっては効果があらわれづらい場合もあり、それらの商品を買えば必ずしも毛が生えるわけではありません。

ちなみに、プロペシアやリアツプは「第一種医薬品」に分類され、薬剤師との対面販売が義務づけられていますから、薬剤師のいるところでしか買えません。すなわち、コンビニやスーパーで販売されているような製品には、医学的な根拠のあるものはないのです。

 

 

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