薄毛が治らない

何をやっても薄毛が改善しないと悩んでいる人に参考になるヒントがたくさんあります。


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毛根が仮死状態になると髪は生えてこない

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なぜ脱毛したのかを解明

何事も原因のない結果はなく、起こった結果には、必ずそれを引き起こした原因があります。

脱毛もしかりで、皮脂が過剰分泌して悪影響を及ぼしているのか、角化異常による頭皮のトラブルで脱毛を起こしているのか、男性ホルモンの影響による5αDHT(ジヒドロテストステロン)がイタズラをしているのか、なんらかの原因が隠されているはずです。さらに、皮脂の過剰分泌であるなら、ストレスや食生活など、それをまねいている原因もあります。

こうした原因を突き止めないで、ただ単に脱毛という現象だけをとらえて、育毛剤を塗るなどの対症療法にいくら励んだところで、根本的な解決に至るはずがありません。大事なのは、なぜ脱毛したのかを解明し、その原因から治していくことです。

たとえば、体質的なものが原因であるなら、体質の改善をはかる。自律神経に問題があるのなら、自律神経を正常に戻していく。シャンプーが頭皮に合わないためにトラブルを起こしているのなら、シャンプーを替えないといけません。

 

 

毛根が仮死状態にある

無理なダイエットが原因で脱毛を起こした場合には、栄養失調状態を改善していく必要があります。いずれも当たり前といえば当たり前の話で、根本的な改善をはかっていかないことには、脱毛を防ぐことはもちろん、進行を止めることも、新たな発毛を促すことも不可能なのです。

ただし、原因を解消しさえすれば、必ず新しい髪が生えてくるかといえば、生えてくるケースもあれば、生えてこないケースもあります。たとえば、女性は出産後に一時、毛量がグッと少なくなることはよくあるのですが、普通なら徐々に回復してくるのに、時間が経っても回復しない人がたまにいます。

ダイエットによる脱毛も同じで、栄養をきちんと補給したからといって、髪が回復する保証はないのです。ましてや、男性ホルモンなどが原因で進行した脱毛の場合は、なおのこと難しいといえるでしょう。

その理由は、毛根が仮死状態にあるからです。普通は、成長期にしっかり働いて髪をどんどん伸ばしていた毛乳頭は、退行期になってくると、活動をだんだんと抑えていったん停止したあと、再び次の髪が生える準備をしながら、活発な括動を始めるのですが、脱毛症になると、毛乳頭が完全に萎縮して、次の髪を生やす準備ができなくなってしまいます。

これを「毛根の仮死状態」といい、こうなってしまうと、自力で発毛するのが非常に困難になります。単に栄養を補給するなど原因を改善したぐらいでは、めったに生えてきません。日本の医学界で「脱毛症は治らない」と定義されているのも、毛根が仮死状態となった以上は、現実に生えてくる例は非常にまれだからです。

 

 

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